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出版セミナーでやっぱり紙の本!

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出版セミナー講師と出版者

出版セミナー講師と出版者

電子書籍を最後まで読み切る人は10%だって!

紙の本が電子書籍に食われてしまう!?それ、ちょっとイヤ。でも、先日東京に出張に行ったら、山手線のどこかの駅から見たビルに「自炊室 スキャナー、○○完備」というデカデカ大きな貼り紙のある部屋を見た。もちろん電子化すると出張や通学には便利。需要が伸び普及しているのもうなずける。
で、先日はじめて「出版セミナー」なるものに参加した。その中で最も印象に残ったのが、電子書籍を最後まで読み切る人は10%、残りの90%は途中でギブアップするとのこと。
Why???
答えは、自分が今全体のどこまで読んでいて、あとどれだけ残っているのかという感覚が持てないから。つまり、難しい本でも「ここまで読んだ」という達成感や、「あともうちょっと」という先の目算が持てないことにあるのだとか。

本を読むのは食べることに似ている

電子書籍は中身オンリー。いわば宇宙食や生命をつなぐための栄養剤みたいなもの(ちょっと言い過ぎかな?)。でも紙の本は、形、大きさ、手ざわり、ずっしり感、デザイン、書体、レイアウト…中身の食材がさまざまに料理され組み合わされて味わいを生む。どんな本にも、好き嫌いは別としてその1冊の味があるのだ。
セミナーでは、著者は出版者と一蓮托生。出版を夢みる人には、その覚悟がいることが強調されていた。「経営者」の感覚を持って、著者一人で1年目1000冊を売る。(これが損益分岐点なのだそう)+全国の書店で3000冊を売る。そのためには著者自身が10万人以上の人にリーチできる媒体~リアルなつながりでも、facebookやmixi、その他さまざまなネットワーク~を確保しなければならない、と当日の講師の弁。それでも本を買う人は1%を切る、とのこと。険しい。

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